マリー・アントワネットが腕時計好きだったということを知っているでしょうか。
今はケータイの普及によってあまり使われることがありませんし、中世ヨーロッパの貴族が腕時計をしていたなんてイマージが湧かない、と思う人もいるかもしれませんね。
しかし、マリー・アントワネットには特に大好きな腕時計がありました。
それは一体何なのでしょうか。
ここではマリー・アントワネットが好きだった腕時計について解説します。
ブレゲの時計
マリー・アントワネットは宮廷時計師であったブレゲの腕時計を愛したと言われています。
また、マリー・アントワネットは自動巻き機能を備えたペルペチュエルも愛用していましたし、この時代に長らく使うことができる腕時計を重宝していました。
フランス革命が始まる前である1783年には王妃を慕う者と名乗るものが現れ、マリー・アントワネットに次々と時計を作らせ、贈り物としてささげたと言われています。
出来る限り金を使って欲しい、という注文がありました。
No. 160の「マリー・アントワネット」
マリー・アントワネットは時計好きでしたが、彼女がブレゲによる「マリー・アントワネット」という時計を身に付けることはできませんでした。
ブレゲはマリー・アントワネットをとても慕っていましたが、彼女を称えて作り上げた彼女の名前入りの時計は政策に44年かかってしまい、その時にはマリー・アントワネットはこの世にいなかったのです。
ブレゲ自身も腕時計が完成する4年前にはこの世を去っていました。
「マリー・アントワネット」という時計
政策に44年もかかってしまったこの腕時計は、その後200年に分かったコレクターの間で崇められてきました。
しかし1983年にエルサレムにある美術館から盗まれてしまい、その後はなかなか発見されなかったのです。
2007年12月になってこの時計が発見されました。
また、2004年にはこのレプリカが作られています。
ブレゲ・ミュージアムのオリジナルデザイン計画書やパリの国立工芸学院ミュージアムなどが協力しました。
まとめ
いかがでしょうか。
王太子妃、王妃が腕時計を愛していたなんて違和感を覚える人もいるかもしれませんね。
マリー・アントワネットにとっては腕時計はお洒落の一部でした。
彼女の名前が付けられた腕時計を彼女がすることはありませんでしたが、それでもそんな時計は大きな価値を持ち、彼女の品の良さが伺えるのです。
最近こそケータイの普及によって腕時計をする人が減ってしまいましたが、たまにでも腕時計をしてみると良いかもしれませんね。