マリー・アントワネットには兄弟がいたのでしょうか。
彼女自身は神聖ローマ帝国のローマ皇帝、カール6聖の娘であるマリアテレジアの下から2番目として生まれました。
という事は他に兄弟がいるということになります。
それならば、マリー・アントワネットの兄弟とは誰だったのでしょうか。
ここではマリー・アントワネットの兄弟について解説します。
マリー・アントワネットは何人姉弟か
マリアテレジアには16人の子供がいました。
マリアテレジアの父であるカール6世が後継者の問題で悩んでいたために、マリアテレジアは出来る限り子供が欲しいと考えていたのです。
そのため、夫であるフランツの間には男子が5人、女子が11人いました。
つまり、マリー・アントワネットは16人兄弟だったということになります。
マリアテレジアがマリー・アントワネットのことを死ぬ直前まで気にかけていたというのは有名ですね。
夫であるフランツは非常に遊び好きでしたが、マリー・アントワネットもおしゃれに興じ、なかなか子供が生まれなかったため、何度も手紙を送って警告しているのです。
彼女はフランス革命を予想していたとも言われています。
姉妹の中で可愛がられていたのは誰か
兄弟がいると、親には誰が1番可愛がられているか、などということが気になる場合もありますよね。
マリアテレジアは政治をこなしながら、子育てにも積極的でした。
4人目の女の子であるマリア・クリスティーナを1番可愛かったと言われています。
そのため、彼女にだけは政略結婚ではなく、相愛のポーランド王、ザクセン選帝光アウグスト3世の息子であるアルベルト・カジミールとの結婚を許しました。
特にマリアテレジアが亡くなった後、マリア・クリスティーナとアルベルト・カジミール夫妻は長男であるヨーゼフ2世から嫌われることになります。
マリー・アントワネットは可愛がられていた?
マリアテレジアは死の直前までマリー・アントワネットのことを心配していたということで、マリー・アントワネットのことを1番可愛がっていたかのように伝えられています。
確かにマリー・アントワネットはマリアクリスティーナの次に可愛がられていたと言われています。
最初はマリー・アントワネットではなく、姉のマリア・カロリーナがフランス国王と結婚する予定でした。
しかし、すぐ上の姉、マリア・ヨーゼファがナポリ王と結婚したすぐ後に急死したため、マリア・カロリーナがナポリ様の下に嫁ぐこととなり、マリー・アントワネットがフランス国王と結婚することになったのです。
まとめ
いかがでしょうか。
マリー・アントワネットは16人兄弟の下から2番目ですが、彼女がフランス国王と結婚したのも兄弟の間で不幸があったからです。
つまり、彼女の運命は兄弟によって決まったと言っても良いかもしれません。