世界には様々な薔薇がありますが、マリー・アントワネットにささげられた薔薇を知っているでしょうか。
マリー・アントワネットは薔薇が好きで、薔薇園を育てていたと言われています。
14歳でフランスに嫁ぎ、18歳でフランス王妃となり、37歳という若さでその人生を終えたマリー・アントワネットにささげられた薔薇とは、一体どのようなものなのでしょうか。
ここではマリー・アントワネットの薔薇について解説します。
マリー・アントワネットについて
マリー・アントワネットとは、神聖ローマ帝国のマリアテレジアの十一女として生まれました。
フランスとの距離を縮めようと考えていたマリアテレジアは、マリー・アントワネットをフランスの王太子、ルイ・オーギュストの元に嫁がせたのです。
18歳で若い王妃となった彼女はおしゃれに興じ、フランス革命の末にギロチンで処刑されました。
当時は赤字夫人、オーストリア女、などと嫌われた彼女ですが、その悲劇の王妃は今でも映画などで扱われ、人々の心に残っています。
「マリー・アントワネット」という薔薇
マリー・アントワネットという薔薇は、一房に5輪から6輪の薔薇を咲かせることができる品種です。
甘い香りというよりは、スパイシーで鮮烈な香りが特徴的です。
彼女は確かにギロチンで処刑されましたが、その人生は波乱万丈で、フェルセンという理想的な恋人にも恵まれました。
この香りは、彼女のそんな人生を表しているのかもしれません。
「プチ・トリアノン」という薔薇
薔薇の中には、彼女が愛した離宮である「プチ・トリアノン」と名付けられた品種もあります。
プチ・トリアノンとはマリー・アントワネットが愛した離宮であり、落ち着いた生活をしていた場所の名前でもあります。
この品種は薄いピンク色でとても優雅です。
見ている人を幸せな気持ちにさせてくれるような見た目と甘い香りが特徴的です。
比較的いばらが少ないということでも知られています。
まとめ
いかがでしょうか。
薔薇というと、偉人の名前が付けられた品種が多いですね。
マリー・アントワネットのみならず、アンネ・フランクやダイアナといったものもあります。
薔薇を目にする機会があれば、ぜひマリー・アントワネットという薔薇を探してみて下さい。
また、薔薇の中にはマリー・アントワネットの母、マリア・テレジアと名付けられた品種もあります。
これは凛とした華やかさを備えており、女帝にふさわしい花となっています。
非常に強い株で、なかなか病気になりにくいという特徴があります。